Q&A To 米住建設
Q&A

お客様からの問い合わせ

御社に建設を依頼するとするとこれからどのような 準備を始めればよいかを教えてください。
まず資金計画から始めます。
住宅ローンを組む場合は、月々返済可能な金額を想定します。
金融機関では年収の25~30%を返済可能金額としています(%は年収により異なります)
資金計画などは、住宅金融支援機構のホームページからシミュレーションできます。
http://www.jhf.go.jp/simulation_loan/index.html
自己資金で賄う場合は、以上の作業は必要ありませんが 予算計画は、立てておくことをお勧めします。 尚、登記費用や火災保険などもろもろの経費(工事費の約10%くらい)がこの他に掛かります。
資金計画で全体をつかんだら住宅のプランニングに入ります。 資金計画に沿ってご希望のプランをご提案いたしますので
①敷地図(出来れば南隣など周囲の写真があると部屋の配置、窓の位置の設定に助かります)
②道路の方位(玄関の位置に関係します)  ③車庫、ガレージの有無 
④客室、寝室など必要な部屋数(LDKのほかに) 
⑤その他、対面式キッチンの希望など、どんなことでも結構ですのなんでも教えてください。希望がこまいほど設計がしやすくなります。 

年内中、次の冬前に入居が出来ればと考えていますが、スケジュールは如何でしょうか。
今から(3/上)進めていけば大丈夫です。

二階建てを考えていますが、車庫を含め三階にする場合と敷地内に車庫兼物置を作る場合の建設費用はどうなりますか
基礎を高くして、車庫や物置にすることは、雪対策のみならず敷地の有効活用にもなりますが、その費用は2階と3階ではずいぶん違ってきます。 車庫を含め2階の場合 通常は、既製品のH=1800のパネルを型枠に使用します。 基礎が高くなっただけで、構造的な制約はありません。 車庫を含め3階の場合 構造計算が必要になり、余分な経費が掛かります。 また、基礎部分もいろいろ制限があり、 予算が相当掛かり増しします。 基礎の予算も2階の場合の倍以上かかります。 車庫を別棟にする場合シャッター、土間コンなどを入れると2台分で250~300万掛かります。
(棚、電気設備などによって差が出ます)

屋根の形状をフラットにすると雪下ろしが不要との事ですが,豪雪でも大丈夫でしょうか 
雪おろし不要は可能です。

高断熱住宅を考えていますがコストは如何でしょうか?平均的な完成坪単価をお伺いします。  
平均55万前後です。(40坪程度で) この単価には、弊社が施工している平均的なもので、 給排水工事、電気設備工事、照明器具、設計費、消費税などを含みます。 (登記費用、引越し費用、税などの経費は別途かかります。)  住宅の単価は、キッチン、バスなどの設備品、無垢の仕上げなどで違ってきます。 なので、どれを優先するかが大事です。 電気、設備を除けば、自由設計でも単価はさほど変わりません。

セキスイハイム・アイフルホーム・ ミサワホームのホームページを見ていますが、御社との一番の違い何でしょうか
一番の違いは、知名度です。 それと、住宅に対する考え方です。 我々は、家を建てると言いますが、Hメーカーでは、家を買うと言います。 メーカーは、家を車と同じように商品として扱っています。我々は、住宅を作品ととして1軒1軒丁寧に作っています。 買うと言うのは、既製の商品で自由設計の住宅には当てはまりません。 弊社の家は、完全自由設計で、工事に入ってからも打ち合わせを重ねながら お客様と一緒に家づくりをしていきます。 住宅の施工費について 同じ仕様ならメーカーより必ず安くなります。 以前、ローコストのメーカーと競合しましたが 完全自由設計で、弊社が受注しました。 ハウスメーカーは、企画住宅が基本となっているため、自由設計は苦手です。 特に、高断熱仕様ではいまだに問題が残っています。 弊社では、熱損失計算をお客様毎に行い断熱性能を前もってシミュレーションします。 お客様は、それによって灯油や、電気の使用量をあらかじめ知ることができ、 失敗のない高性能住宅を建てることができます。   また、完成時には、安心して住んでいただくため気密測定とシックハウス測定を全棟行っています。もう一つの違いは ハウスメーカーでは、現場は営業が管理します。専門の技術者は常駐しません。 (できません) 最後に大切なこと 地元の工務店に転勤はありません。会社がづっと、アフターメンテなど大切にお付き合いしていきます。雪国で雪下しなどハウスメーカーの面倒をみているのは 実は、地元の工務店です。雪下ろしはハウスメーカーはしません。

気密シートを通れない水蒸気はどこに逃げますか? 
計画的に常時換気している換気扇から排出します。 グラスウール(断熱材)に入ってしまった湿気は 、タイベックを通って通気層から出ていきます。
グラスウールに入らない湿気は、汚れた空気と共にトイレ、バスなどの換気扇から排出します。
そして、排出したのと同量の空気が各室の給気孔から入ってきます。
これを計画換気と言っています。

セルローズファイバーについて、
グラスウールの施工はどうしても隙間ができてしまい 結露してしまうと聞きましたが、その点についてお願いします。

  セルロースファイバーは原料が新聞紙なので調湿性はありますが、 防湿フィルムを張った場合は、 その効果はなくなります。 防湿フィルムは、断熱材の中に湿気を入れないために張ります。 繊維系の断熱材は透湿性があり、湿気が外部に向かって移動し 断熱材を抜けた時に、 冷たい外壁の裏で結露します。断熱材自体は結露しません。 寒冷地でセルロースファイバーを使った場合、一次的に湿気を吸収しても やがて飽和状態になるので 必ず防湿フィルムを張ります。 ですから、セルロースファイバーの調湿性は役に立ちません。 (関東以南なら暖かく、大丈夫かもしれません) セルロースファイバーは、 施工時点でグラスウールより約3割くらい良い数値が出ますが 天井に施工した場合など、自重で厚さが減少しそれほど差はなくなります。

 最近、読んだ本(無垢材・無暖房の家)の中で、セルローズファイバーという 断熱材が紹介されており、グラスウールより調湿性、吸音・遮音性があり優れている とありました。また、グラスウールは結露してしまうとありましたが、実際はそのようなことは ありますか? グラスウールに比べて、高価なものであるようですが、差額等がわかるようでしたら教えていただけると幸いです。
 高断熱住宅は、断熱や換気などの考え方は基本的に同じです。 断熱材の材質によって、施工手順、施工方法が異なってきますので、どれが優れているかは一概に決められません。
 グラスウールは水を吸う、プラスチック系は燃えやすいなど、様々な中傷を繰り返していますが、それぞれの欠点を補い長所を引き延ばして使用することが肝心です。
繊維系の断熱材は湿気を通しやすく、風も通しやすいので気密シートやタイベック(防風)でそれを補っています。
セルロースも繊維系なので、気密シートが必要です。
 施工は、吹き込み工法のみで、壁に施工する場合はメッシュシートを先張りしその中に吹き込みます。一定の圧力まで詰め込むので、隙間は出にくいのです。
グラスウールは、吹き込みと充填の両方あり、吹き込みは、セルロースと同じ要領で行うので隙間は出にくくなります。
充填用のグラスウールは、先に壁に入れてから防湿シートを張るので断熱厚を自由にできる利点があります。
 グラスウールは、世界中で最も使われている断熱材で、北海道では600㎜断熱をするなど断熱厚が増す傾向にあります。
■ 『グラスウールに隙間が出て結露する』 と言うのは、グラスウールの施工方法を理解されない方がよく言う言葉です。
どんな断熱材も正しく施工しないと不具合が生じます。
ちなみに、グラスウールの施工不良で結露した例は聞いたことがありません。断熱は見ながら施工していくため、欠損は出にくいです。
 家が暖まらない寒いと言うのは、気密不良など隙間からの漏気がほとんどです。
ビニールハウスが暖かいのも隙間がないからです。
弊社は、平成5年から全棟気密テストを実施して確認しています。
断熱材コスト比較 同じ断熱性能を持たせる場合の断熱厚の比較です。単純にコストのみの点から見た価格の比較です。
断熱材分類 厚さ(mm) 価格(円)/㎡ 備考
セルロースファイバー(吹き込み) 140 2,500 施工費込
グラスウール(吹き込み) 200 1,850 施工費込
グラスウール 200 600 材料のみ
グラスウールは、施工費をプラスすると1300円/㎡位です。
セルロースファイバーは吹き込みのみの施工になります。

御社の暖房方式を教えてください
 弊社の暖房方式は他社と決定的に違いがあります。
弊社では、1台のエアコンやFFストーブの暖房にこだわり床下から暖めるので、そんなに高い温度にはしません。
 床下にストーブなどの熱源を入れて暖房している例は他社にもありますが、殆どが床にスリットを設けてそこから暖気を出しているます。スリットを窓下に置いてコールドドラフトを防ぐ効果を狙ったものです。弊社は床を暖める事に重点をおいているのでスリットを設けていません。 寒さ、暖かさで家族内に体感温度差がある場合は、補助暖房をお勧めしていますが、弊社では省エネとメンテナンス性にこだわりメーンは1台の暖房器です。